犬猫に優しい人 発見機

来月で15歳になる老犬ルナを台車に横たわらせて散歩するのが日課です。

ルナは足腰が弱って、支えてあげないと自力では歩けない。

家の中でずっと寝たきりでは、刺激も無いしつまらないだろうと想像する。

1日1回でも外に出て、その日の気温を直に体感し、風や草の匂いを嗅ぎ、車や飛行機の音、鳥や虫の声など雑多な音を聞き、人の声を聞くことはルナだって絶対楽しいだろうと思うのだ。台車に寝ると、ちょうど昔散歩していた頃の鼻の高さになるから、電柱の気になる匂いも嗅ぐこともできる。

 

近くの公園まで行くと、そこで歩行訓練をする。

首が左側にばかり向いてしまう。骨が少し変形してきてるのだろう。軌道修正をしてやりながら、100〜150歩ほど歩かせる。

調子が良いと支えなしで5〜6歩スタスタ歩くこともある。

疲れてくると頭が前脚の間に入っていって前転しそうな感じになるので、そうなったら訓練終了。

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台車に横たわるルナちゃん

 

今日も訓練を終えて公園を出たところで青から紫色のグラデーションの素敵なマスクをした婦人に話しかけられる。

病気してるの?

いいえ、老衰で脚が弱ってほとんど歩けないんです。

あら、そうなの頑張ってるのね。うちもね息子がノラ猫を拾ってきては育てて、もう何匹おくったか…。

あまりにも沢山保護して、しまいには猫カフェを作ったんですよ。そこで譲渡できればと始めたのに、息子は結局この子達は僕の猫だって、誰にも譲らないんですよ。私もしょっちゅう手伝いに行ってるので。と。

 

最近、このスタイルで散歩するようになってほぼ毎日、誰かしらに声をかけられるのだ。

そしてどの人も相当な動物愛に溢れる人ばかりなのだ。先日のおばさんも猫を何匹も保護して家で最期まで面倒をみているとのことだった。

自分のところで犬猫を見送った年配の女性が声をかけてくれる。

そしてルナを撫でて、がんばってねと言って去っていくのである。

優しい人の励ましはルナにもきっと伝わってるに違いない。

 

台車で老犬を散歩させるスタイルは少し恥ずかしいようにも思ったが、やってみると毎日優しい人を発見できる魔法の装置であった。

 

今日の菜園:

バッタ2匹を捕獲して移住させる。

土が乾いてきたのでたっぷり水をやる。

大根を作るための花壇を作る。有機石灰と油カスを混ぜる。しばらく寝かせる必要があるらしい。

 

自然農では雑草の上から種をばら撒いて、その後草刈りをして、刈った草をこぼれ種の上に敷くという方法を取るらしい。

通常の撒き方だと、土づくりで石灰、堆肥、肥料の3種類を混ぜ、畝を作り、等間隔で種を蒔き、土を被せ、その土を圧して、マルチをかけ、防虫ネットをかけ…と面倒がいっぱい。

それを全部すっ飛ばすことができる自然農の方法は本当に私の性格にあっていると思う。

今回は自然農を知る前に、雑草を全部引っこ抜き、畑を作ってしまったけど。

理想はYouTubeをやってるそーやんの畑です。開放的で明るくて皆が楽しげに仕事をしていて子供たちが走り回っていて…。

すごくいい‼︎あんな農園を私も作りたい。

昨日今日とネットで菜園付きの田舎の物件を探してみたりしている。田舎で相当古い物件ならめちゃくちゃ安く借りられる可能性も。

 

今日はgreen circle 町田農園に見学申し込みをした。我ながらよく行動に踏み切った、と思う。

それほど自然農の魅力にハマりつつある。